日英のターン交替と相づち使用の実相 : 日本人学生とニュージーランド学生の比較を通して

社会言語科学 Volume 7 Issue 2 Page 78-87 published_at 2005-03
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File
Shakaigengo_7_2_78.pdf 657 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
日英のターン交替と相づち使用の実相 : 日本人学生とニュージーランド学生の比較を通して
Title ( eng )
Turn-allocation and backchannels in Japanese and English conversation : A comparison between Japanese and New Zealand students
Creator
Ohama Ruiko
Nishimura Fumiko
Source Title
社会言語科学
Volume 7
Issue 2
Start Page 78
End Page 87
Abstract
本稿は、日本語と英語会話の相づちの出現頻度及び出現実態をターン交替との関わりで調べ、両言語における相づち行動の共通点と相違点を明らかにするものである。資料には日本語母語話者、及びニュージ-ランド(以下NZ)英語母語話者による2人1組のロールプレイ会話が使用された.先行研究に違わず、日本資料でより多くの相づちが観察された。これらは、移行適切場に現れる会話参与者間の相づちの応酬と、移行適切場ではないターン途中での合の手的相づちの2つに分けられた。前者は日本語のターン取得の先延ばし傾向を示すものである。これらの相づちはNZ資料ではほとんど見られず、この相違が最終的に日本資料での相づちの高頻度を形成すると結論付けられた。これらを除くと,相づち及びターン交替の実態は両資料でほぼ同じであった。すなわち、同じような頻度でターンが交替され、かつターン冒頭では相づちが同程度の頻度で用いられることが分かった。
Keywords
相づちの応酬
日本語ターン交替形式
ターン取得先延ばし傾向
ターン途中の相づち
移行適切場
backchannel exchange
7 types of turns
tendency to postpone turn-taking
backchannels
non-TRP
transition relevance place
TRP
NDC
Japanese [ 810 ]
English [ 830 ]
Language
jpn
Resource Type journal article
Publisher
社会言語科学会
Date of Issued 2005-03
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1344-3909
[NCID] AA11510423