Oxygen Consumption of Postlarval and Juvenile Rea Sea Bream, Pagrus major, with Special Reference to Group Effect

アクセス数 : 982
ダウンロード数 : 85

今月のアクセス数 : 3
今月のダウンロード数 : 1
ファイル情報(添付)
39-0692.pdf 608 KB 種類 : 全文
タイトル ( eng )
Oxygen Consumption of Postlarval and Juvenile Rea Sea Bream, Pagrus major, with Special Reference to Group Effect
タイトル ( jpn )
後期仔魚期および稚魚期のマダイの酸素消費量, 特に群効果について
作成者
Imabayashi Hiromichi
Takahashi Masao
収録物名
広島大学生物生産学部紀要
Journal of the Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University
26
1・2
開始ページ 15
終了ページ 21
抄録
同一の親魚から産卵・ふ化した後期仔魚期および稚魚期のマダイ(全長:6.5-17.3mm)を約100ℓの酸素瓶に閉じ込めて、15.5-16.5℃・暗黒の条件下でその酸素消費量を測定した。1)ほぼ飽和状態に近い濾過海氷(33.4‰)の溶存酸素はマダイの呼吸によって漸次減少するが(最少飽和度:20%)、マダイの酸素消費量はほぼ一定し低下しなかった。酸素飽和度が30%より低下すると、死亡する個体が出現し始めた。2)マダイの酸素消費量(V)は成長に伴って指数関数的に増大し、全長(TL:6.5-17.3mm)に対してV=9.49×10^-3×TL^3.07、体重(W:3.75-74.6mg wet weight)対して V=0.864×W^0.976を示した。このような発育初期における酸素消費量の成長に伴う増加率の値は、より進んだ発育段階について報じられている値に比して高いことが判明した。この違いを、相対成長や内臓諸器官の酸素消費量の相違から考察した。3)単独個体と群個体(密度:20-80fish・ℓ^-1)の酸素消費量を比較すると、単独よりも群でさらに群の構成員が増加するにつれて、個体当たりの酸素消費量も増加する傾向がみられた。このような群効果は、マダイ自身の行動様式と深く関連していることが推察される。
NDC分類
水産業 [ 660 ]
言語
英語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学生物生産学部
農林水産研究情報センター
発行日 1987-11
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 0387-7647
[NCID] AN00213621