救急蘇生教室の参加者の実態と評価 : NICUに入院した子どもを持つ家族に実施して <報告>

日本新生児看護学会誌 Volume 10 Issue 1 Page 41-45 published_at 2004-02
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File
JANN_10-1_41.pdf 490 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
救急蘇生教室の参加者の実態と評価 : NICUに入院した子どもを持つ家族に実施して <報告>
Title ( eng )
The evaluation of the class about pediatric CPR for parents of patients in NICU
Creator
Ebihara Tomoko
Togo Michiyo
Terakado Naoko
Taira Rie
Source Title
日本新生児看護学会誌
Journal of Japan Academy of Neonatal Nursing
Volume 10
Issue 1
Start Page 41
End Page 45
Abstract
当院NICUでは家庭での事故や緊急時に対応できる教育が必要であると考え,入院した子どもの家族を対象に救急蘇生教室を実施している.本研究の目的は,教室参加者の特徴を知ること,教室前の子どもの心肺蘇生法に関する理解の実態を知ること,教室後のアンケート調査における参加者の反応から,救急蘇生教室の今後の課題を見出すことである.救急蘇生教室では研究グループの医師と看護師が小児に起こりやすい事故と対策,心肺蘇生法の手技の知識を提供し,人形を用いた実技講習を行っている.研究対象は2001年9月~2002年4月に入院した子どもを持つ144家族とした.その中で参加希望のあった42家族(29%)に同意を得,アンケート(回収率100%)を行った.診療録をもとに家族背景について検討し,またアンケート結果から項目毎に集計を行い,またχ2検定及び同等性の検定を用い,以下の結果が得られた.1)低出生体重児で入院日数が28日以上の子どもを持つ家族の参加が多かった.2)参加した母親の年齢,母児同室の有無,育児協力者の有無に有意差は無かった.3)参加前の心肺蘇生に関する知識は少なかった.4)参加者の多くが心肺蘇生法の必要性を重視していた.5)教室後再参加を希望する家族が多かった.小児の心肺蘇生手技習得の場は少なく我々小児医療に携わるものが,教育の場を提供していく必要がある.今後,教室の受講対象を広げた上で充実した教室運営と退院後も繰り返し受訴できるようなシステムづくりが今後の課題である.
Our hospital periodically hold the meetings with staff and parents of the patients hospitalized in NICU. Parents learned the risk of domestic accidents in infants including SIDS and practiced pediatric CPR simulations. The Questionnaire revealed that they had little knowledge about pediatric CPR and wanted another opportunity of the meeting.
Keywords
NICU
低出生体重児
SIDS
救急蘇生教室
low birth weight infant
The class for pediatric CPR
NDC
Medical sciences [ 490 ]
Language
jpn
Resource Type journal article
Publisher
日本新生児看護学会
Date of Issued 2004-02
Rights
Copyright (c) 2004 日本新生児看護学会
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1343-9111
[NCID] AA11269499