青年期における摂食障害傾向の心理的特徴 : 拒食と過食の心理的意味の観点から

広島大学心理学研究 6 号 183-199 頁 2007-03-30 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
青年期における摂食障害傾向の心理的特徴 : 拒食と過食の心理的意味の観点から
タイトル ( eng )
psychological features of eating disorder tendency in adolescence : From the viewpoint of psychological meaning of anorexia and overating
作成者
奥田 紗史美
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
6
開始ページ 183
終了ページ 199
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本研究では,一般青年における摂食障害傾向の広がりをうけ,青年期の男女に対して摂食障害傾向のスクリーニング・テストを行い,青年における摂食障害傾向の実態について考察した上で,拒食と過食における心理的意味と摂食障害傾向との関連を,質問項目とSCTによる調査によって検討した。調査は男女大学生457名を対象に行われた。その結果,摂食障害傾向が高いほど,拒食には「自己の向上」という意味が,過食には「現実の苦痛からの解放」という意味が多く与えられていることが示された。 また,一般青年において,拒食や過食には,自尊心の獲得や不安への対処という意味が与えられている一方で,摂食障害傾向の高い一群では,それらの意味や目的とのつながりが意識されず,拒食や過食という行為そのものに巻き込まれた心理状態も体験されていることが示唆された。
著者キーワード
青年期
摂食障害傾向
拒食
過食
心理的意味
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2007-03-30
権利情報
Copyright by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129