ナルシシスティックリアクタンス理論の検討

広島大学心理学研究 6 号 103-121 頁 2007-03-30 発行
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タイトル ( jpn )
ナルシシスティックリアクタンス理論の検討
タイトル ( eng )
An examination of the narcissistic reactance model of sexual coercion
作成者
山香 玲子
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
6
開始ページ 103
終了ページ 121
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
ナルシシスティックリアクタンス理論とは,性的強要場面における男性の特徴を心理的リアクタンス理論とナルシシズムで説明する理論である。本研究では,この理論の有効性を検討することを目的とした。実験計画はナルシシズム状況(ナルシシスティック状況条件・通常状況条件)×ナルシシズム特性(高群・中群・低群)×リアクタンス特性(高群・中群・低群)の3要因実験参加者間計画を採用した。シナリオを用いて質問紙実験を行い,シナリオに登場する男性に対する印象と女性に対する印象を従属変数とした。その結果,性的強要を示す男性は,ナルシシスティック状況条件の方が通常状況条件よりも,肯定的な印象を実験参加者に与えることが解明され,理論からの予測が支持された。しかし.理論からの予測に反して,性的強要を受ける女性も,ナルシシスティック状況条件の方が通常状況条件よりも,肯定的印象を実験参加者に与えていた。
著者キーワード
ナルシシスティックリアクタンス理論
ナルシシズム状況
ナルシシズム特性
リアクタンス特性
性的強要
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2007-03-30
権利情報
Copyright by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129