現代の教師に求められる生徒指導の理念と実践 : 家庭の変質の観点から
広島大学心理学研究 1 号
79-86 頁
2002-03-28 発行
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種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
現代の教師に求められる生徒指導の理念と実践 : 家庭の変質の観点から
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タイトル ( eng ) |
Ideal and Practice of Student Guidance Required for Teachers of Today : From the Viewpoint of Transformation of Family
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作成者 |
松田 文子
三宅 幹子
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収録物名 |
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
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号 | 1 |
開始ページ | 79 |
終了ページ | 86 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
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抄録 |
戦後,高度経済成長を経て,どのように家庭が変化し,家庭で育つ子どもがどのように変わったかをふまえ,現代の教師に求められる生徒指導の理念と実践について考察する.家庭の変化に関しては,所得の増大,少子化・核家族化,父親の不在,親子の情緒的密着の延長,母親の就労,放任家庭・崩壊家庭の増加,暴力や商品化された性の家庭内での日常化,家庭の機能の縮小,にまとめられる.このような家庭は,子どもにとって,大人のモデルが不在で,人間関係が希薄な,大人による24時間管理のなされる,生きた体験の乏しい人工的環境といえる.そのような家庭で愛惜欲求が満たされないまま育った子どもは,自我が未熟で自我同一性も確立しにくい.また,社会性や精神的・身体的耐性が育ちにくく,学習意欲の低下が目立つ.これらをふまえて,現代の教師に求められる生徒指導上の視点は,「児童・生徒の自我を強くすることを援肋する」「児童・生徒の感受性の強さを評価し育てる」「児童・生徒の社会性を育てる」「規範意識,価値観の形成を援助する」「児童・生徒との信頼関係の形成を心がける」「教師間ネットワーク,学外ネットワークの形成を心がける」の6点に集約される.
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NDC分類 |
心理学 [ 140 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
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発行日 | 2002-03-28 |
権利情報 |
Copyright by Author
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出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129
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