検閲効果に及ぼすリアクタンス傾向の影響

広島大学心理学研究 1 号 69-78 頁 2002-03-28 発行
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タイトル ( jpn )
検閲効果に及ぼすリアクタンス傾向の影響
タイトル ( eng )
The influence of trait-reactance on censorship effects
作成者
戸塚 唯氏
大月 義明
樋口 匡貴
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
1
開始ページ 69
終了ページ 78
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本研究は心理的リアクタンス理論(Brehm,1966)の枠組を用いつつ,被験者のT)アクタンス傾向が検閲効果に及ぼす影響を,場面想定法を用いて検討した。独立変数は,リアクタンス傾向(高群,低群)と自由の回復(回復あり,回復なし)であった。分散分析の結果,リアクタンス傾向要因,自由の回復要因の主効果,両要因の交互作用は見いだされなかった。次に個人内反応のレベルでより詳細に検討するために,リアクタンス傾向の下位概念を明らかにした上で,3つの下位概念,被験者の諸反応等を独立変数とする重回帰分析を行った。その結果,下位概念の1つである反抗,および被験者の性,検閲者に対する評価,メリット評価の変数が,被験者の態度に有意な影響力を持っていることが明らかとなった。
著者キーワード
検閲
リアクタンス尺度
心理的リアクタンス理論
説得
態度変容
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2002-03-28
権利情報
Copyright by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129