児童の算数学習への意欲と関連要因

広島大学心理学研究 Issue 2 Page 109-117 published_at 2003-03-28
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File
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Title ( jpn )
児童の算数学習への意欲と関連要因
Title ( eng )
Willingness to Learn Mathematics and Its Relational Factors in Elementary School children
Creator
Kitamura Takeshi
Matsuda Fumiko
Source Title
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
Issue 2
Start Page 109
End Page 117
Journal Identifire
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
Abstract
ここ数年,学校の授業がつまらないと感じている子どもが増えており,算数・数学や理科に「勉強離れ」の現象が,顕著に見られるようになってきた.そこで, 小学生全学年を対象に質問紙による調査を実施し,算数の好き嫌いや意欲の変化と,それに関連すると思われる要因について検討した.その結果,児童が算数の学習について持っている意識を,「意欲・好感度」,「理解度」,「肯定的算数観」,「教師援助」,「競争的算数観」の5つの因子に分類できた.意欲・好感度とは.算数の好き嫌いや意欲を表す因子であり,これは小学校3年生までは比較的安定して高いが,4年生の頃から低下が始まり,6年生になると著しく低下した.また,意欲・好感度に大きな影響を与える因子が,理解度と肯定的算数観であることが明らかになった.子どもたちが算数を学ぶことに意義を見い出し,高い学習意欲を保持するには,学んだことが理解できると同程度に,算数についての学習観が強く関係していると言える.
NDC
Psychology [ 140 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
Date of Issued 2003-03-28
Rights
Copyright by Author
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129