時間に関する2つの知識の使い分けへの物理の授業及び直接的な教示の効果

広島大学心理学研究 2 号 95-108 頁 2003-03-28 発行
アクセス数 : 937
ダウンロード数 : 212

今月のアクセス数 : 0
今月のダウンロード数 : 3
ファイル情報(添付)
hpr_2_95.pdf 757 KB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
時間に関する2つの知識の使い分けへの物理の授業及び直接的な教示の効果
タイトル ( eng )
Effects of physics lessons and direct instruction to suitable use of two kinds of knowledge about time
作成者
内村 浩
松田 文子
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
2
開始ページ 95
終了ページ 108
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
高校生に同方向に等速直線運動する2つの動体の映像を見せ,その走行時間について比較判断させた。その結果,高校生の時間概念について次のような傾向が明らかになった。(1)高校生の時間の比較判断において, 「時間=終了時刻一関始時刻」と「時間=距離/速さ」の2つの知識の適切な使い分けが困難である。また,後者の知識のほうが活性化しやすい。(2)高校物理における速さの学習は,運動刺激事態での時間の比較判断にはほとんど影響しなかった。(3)動体刺激を提示しながら時間の比較判断について直接的に教示した場合は,「時間=終了時刻一関始時刻」という知識の適用が活性化された。
著者キーワード
認知発達
時間判断
高校生
物理
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2003-03-28
権利情報
Copyright by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129