説得に及ぼすニュートラルな評価的性質の事前警告の効果
広島大学心理学研究 3 号
21-30 頁
2004-03-28 発行
アクセス数 : 1287 件
ダウンロード数 : 281 件
今月のアクセス数 : 5 件
今月のダウンロード数 : 9 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.15027/19419
ファイル情報(添付) |
hpr_3_21.pdf
490 KB
種類 :
全文
|
タイトル ( jpn ) |
説得に及ぼすニュートラルな評価的性質の事前警告の効果
|
タイトル ( eng ) |
Effect of the forewarning with neutral evaluative characteristics on persuasion
|
作成者 | |
収録物名 |
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
|
号 | 3 |
開始ページ | 21 |
終了ページ | 30 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
|
抄録 |
本研究は,ニュートラルな評価的性質をもつと考えられる話題のみ(TO)のタイプの事前警告が恐怖アピール説得に及ぼす効果を,事前警告後一説得前の位相における心理過程に及ぼす影響から検討することを目的とした。説得者の恐怖喚起意図(FI)との結合タイプであるTO-FIタイプの事前警告のタイプの効果も,補助的に検討した。説得効果を測定する恐怖アピール群では,恐怖アピール(強恐怖アピール,弱恐怖アピール)と事前警告(TO事前警告,TO-FI事前警告,無事前警告)の2変数を独立変数とした。事前警告後一説得前の心理過程を測定する無アピール群では,事前警告(TO事前警告,TO-FI事前警告,無事前警告)の1変数を独立変数とした。被験者は342人の女子大学生であり,9条件の各々に38人ずつ無作為に配置された。その結果,TO事前警告は、恐怖感情を除くと,事前警告後一説得前の位相における心理過程に対して何も影響を及ぼさず,説得効果にも影響しないことが判明した。TO-FI事前警告は,事前警告後一説得前の位相における心理的リアクタンスを増加させるにとどまり,説得効果に影響することはなかった。ニュートラルな評価的性質の事前警告は,説得やそのほかの心理過程に対して影響を生じさせないことが確認された。
|
著者キーワード |
説得
恐怖アピール
事前警告
話題のみのタイプ
評価的性質
|
NDC分類 |
心理学 [ 140 ]
|
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
|
発行日 | 2004-03-28 |
権利情報 |
Copyright by Author
|
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129
|