被分配者の努力要因が幼児の分配行動に及ぼす影響

広島大学心理学研究 4 号 103-113 頁 2005-03-28 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
被分配者の努力要因が幼児の分配行動に及ぼす影響
タイトル ( eng )
Effect of recipients' eKort factor on preschoolers' reward allocation
作成者
越中 康治
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
4
開始ページ 103
終了ページ 113
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
木研究では,幼児を対象として,貢献度の異なる2名の被分配者に対する第3者的立場からの分配行動に及ぼす被分配者の努力要因の影響を検討した。結果として,幼児は,貢献度の低い被分配者が努力をしていた場合には報酬を均等にする平等分配を行い,努力をしていなかった場合には貢献度に応じて差をつける公平分配を行うことが明らかとなった。本邦における従来の見角宇とは異なり,幼児期においても公平分配が可能であること,平等分配が幼児の能力や経験の不足によって示されるものではないことが明らかとなった。幼児は,被分配者の貢献度や努力のみならず,報酬に差をつけることによって葛藤が生じる可能性や低貢献者の情状などをも考慮した上で公正な分配を行おうとする傾向にあることが示された。
著者キーワード
幼児
分配行動
努力要因
分配立場
公正
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2005-03-28
権利情報
Copyright by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129