感情が発話過程に及ぼす影響を調べるための感情語と非感情語の選定

広島大学心理学研究 5 号 211-217 頁 2006-03-30 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
感情が発話過程に及ぼす影響を調べるための感情語と非感情語の選定
タイトル ( eng )
Emotional and non-emotional word lists for investigating the speech process of emotional words
作成者
小林 ゆかり
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
5
開始ページ 211
終了ページ 217
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
感情を表す言語の情動的使用と,意図を伝達する陳述的使用の解離は,感情を伴って意識的な努力なしに発せられる言葉(感情語)の発話過程が,そうでない語(非感情語)の発話過程とは異なる可能性を示す。本研究は,これら2つの発話過程の違いを検討するための実験で用いる感情語と非感情語を選定するために行った。調査lでは,NTT日本語データベース(天野・近藤,1999)から選んだ感情語と非感情語の候補計116語について,感情度,自動性,一般性,心像性を5段:階で評価した。その結果,感情度と自動性の問には強い相関関係があった。両者を平均した得点(感情性得点)が高い語を感情語,低い語を非感情語として刺激候補55語を選定した。調査2ではこの55語を聴覚的に呈示し,調査1と同様の評価を行った。その結果得られた感情性得点などを基準に,感情を喚起しやすく日常的に使う頻度が高い感情語14語と,それらと語頭音,拍数,音声親密度,およびアクセント型が同じ非感情語14語を選定した。
著者キーワード
感情語
非感情語
発話過程
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2006-03-30
権利情報
Copyright by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129