攻撃場面における第三者の傍観行為に対する幼児の善悪判断

広島大学心理学研究 5 号 169-175 頁 2006-03-30 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
攻撃場面における第三者の傍観行為に対する幼児の善悪判断
タイトル ( eng )
Preschoolers' judgments about turning blind eyes to aggression
作成者
越中 康治
鮎川 純子
江村 理奈
新見 直子
目久田 純一
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
5
開始ページ 169
終了ページ 175
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本研究では,攻撃場面における第三者の傍観行為に対する幼児の善悪判断の発達的変化を検討した。年少児から年長児を対象として善悪判断を求めた結果,発達に伴い,傍観行為を許容できないと判断するようになることが示された。また,自己報告の結果から,発達に伴い,傍観せずに,加害者に対して口頭で注意するなどして攻撃場面に介入すると報告するようになることが示された。年長の幼児ほど傍観を許容できないと判断する背景には,発達に伴って,加害者の行為や被害者の感情についての理解が深まることや,攻撃場面に介入する上での方略を想起することが可能となることなどがあると考えられる。
著者キーワード
幼児
善悪判断
傍観
攻撃場面
道徳性
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2006-03-30
権利情報
Copyright by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129