病院経営者の意思決定に関する研究 <研究ノート>
広島大学マネジメント研究 4 号
185-194 頁
2004-03-19 発行
アクセス数 : 1236 件
ダウンロード数 : 504 件
今月のアクセス数 : 3 件
今月のダウンロード数 : 2 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.15027/18000
ファイル情報(添付) |
KJ00004257046.pdf
1020 KB
種類 :
全文
|
タイトル ( jpn ) |
病院経営者の意思決定に関する研究 <研究ノート>
|
タイトル ( eng ) |
Research on Decision Making of Hospital Top-Manager
|
作成者 |
坂梨 薫
安川 文朗
戸梶 亜紀彦
|
収録物名 |
広島大学マネジメント研究
Hiroshima University Management Review
|
号 | 4 |
開始ページ | 185 |
終了ページ | 194 |
収録物識別子 |
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
|
抄録 |
病院の最高管理者である病院長が社会的使命の実現に向けて, どのような問題を課題と考えているのかを明らかにする。さらに, 安全性と質向上, 経営の効率化と安定という一見相反する課題に対する病院管理に向けて, 基準の異なるさまざまな選択肢の中から何を優先し, 意思決定を行っているのか, その実態を知ることを目的に調査を行った。まず病院の取り組むべき短期的課題としては"安全管理対策""顧客ニーズの把握""他病院との競合・競争状態"と回答した割合が多かった。経営的対応の共感度合いでは"財務の健全化が最優先"を「まったくそのとおりだと思う」と回答した割合がもっとも多く, "医療ミス回避のためには経費比率が上昇しても品質を重視する"は「あまり思わない」と回答した割合が多かった。安全管理の仮想的成果に対する複数プランの選好では, もっとも安全対策として望ましいオプション6の順位づけでは一般医療法人の病院長が公的病院や特定医療法人の病院長より下位の選好者が多いという傾向がみられた。以上の結果から, 病院長は医療の安全性に対する保証の必要性は十分に理解しているが, 安全性が第一義ではなく, それを実行するための経営の安定・効率化の基盤固めが先決であると考えていることが示唆された。
|
著者キーワード |
病院経営
病院長
意思決定
医療の安全性
医療の効率性
|
NDC分類 |
医学 [ 490 ]
|
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学マネジメント学会
国立情報学研究所
|
発行日 | 2004-03-19 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
|