第三セクター法人のキャッシュ・フロー分析 : フェニックスリゾートの事例から <論説>

広島大学マネジメント研究 Issue 4 Page 49-67 published_at 2004-03-19
アクセス数 : 1013
ダウンロード数 : 266

今月のアクセス数 : 12
今月のダウンロード数 : 1
File
KJ00004257036.pdf 1.71 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
第三セクター法人のキャッシュ・フロー分析 : フェニックスリゾートの事例から <論説>
Title ( eng )
A Cash Flow Analysis for the Bankrupt Quasi-Government Corporation : The Case of Phoenix Resort, Ltd.
Creator
Sakata Masahiro
Source Title
広島大学マネジメント研究
Hiroshima University Management Review
Issue 4
Start Page 49
End Page 67
Journal Identifire
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
Abstract
本稿は, 地方公共団体が経営参加する第三セクター法人に注目し, フェニックスリゾート株式会社の第1期から第12期(1988年12月から2000年3月)を例にとり, 貸借対照表および損益計算書からキャッシュ・フロー計算書を間接法により作成し, キャッシュ・フロー分析を行う。そして, 同社の有形固定資産とキャッシュ・フロー産出能力に注目しながら, 効率性および有効性について検討する。その結果, 同社の設備投資が過大であり, 営業活動においてはキャッシュ・フローを産出しない一方で, 借入金によって事業を存続させていたことから, 経営悪化が進展するとともに, 地方公共団体が出資以外にも補助金を投入することになったことがわかった。このことから, 地方公共団体が第三セクター法人を設立または支援する際には, 当該法人のキャッシュ・フロー分析を実施し, 適切な設備投資をするべきであり, 経営改善が見込めないことが判明した場合には, 補助金を交付すべきではなく, 早期に倒産処理を模索するべきであることを論じる。
Keywords
第三セクター
フェニックスリゾート
倒産
キャッシュ・フロー分析
NDC
Economics [ 330 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学マネジメント学会
国立情報学研究所
Date of Issued 2004-03-19
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355