地方公共サービスの利用者負担と募金方式 : 呉ポートピアパーク・イルミナーレ募金の事例研究

広島大学マネジメント研究 Issue 3 Page 65-74 published_at 2003-03-20
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File
KJ00000705255.pdf 996 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
地方公共サービスの利用者負担と募金方式 : 呉ポートピアパーク・イルミナーレ募金の事例研究
Title ( eng )
A Fund-Raising System as a Users' Cost Sharing for Local Public Service : Case Study of Illuminare in Kure Portpia Park
Creator
HIRAO Motohiko
Source Title
広島大学マネジメント研究
Hiroshima University Management Review
Issue 3
Start Page 65
End Page 74
Journal Identifire
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
Abstract
地方公共サービスの費用負担問題について,利用者負担の方法としての料金方式と募金方式を比較検討し,募金方式の可能性をさぐる。とくに域外者による費用負担の実現という観点から同方式の有効性について検討を行う。募金方式はフリーライダーを内在するシステムである。域外者がフリーライダーを指向して負担を少なくしようと行動するならば,域外者を含む利用者負担の方法として有効ではない。呉ポートピアパークにおいて実施されたイルミナーレ募金の事例では,このフリーライド仮説は成立しないとみられる。総収入の点でも募金方式は料金方式を大きく下回るものではない。むしろ需要を減少させないという性質から募金方式の有効性が示される。さらに同方式の有効性を高めるために,募金の「趣旨に賛同する」利用者を拡大するための情報提供の重要性を指摘する。
Keywords
地方公共サービス
フリーライダー
募金方式
料金方式
NDC
Political science [ 310 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学マネジメント学会
国立情報学研究所
Date of Issued 2003-03-20
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355