「伝え合う」学習活動の可能性

研究紀要 /広島大学附属中・高等学校 49 号 17-29 頁 2003-03-28 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
「伝え合う」学習活動の可能性
タイトル ( eng )
A Study of the Prospects for the Interaction Learning Based on Verbal Communications
作成者
丸山 範高
寄与者 国立情報学研究所
収録物名
研究紀要 /広島大学附属中・高等学校
BULLETIN /THE ATTACHED JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL HIROSHIMA UNIVERSITY
49
開始ページ 17
終了ページ 29
抄録
新・中学校学習指導要領では,国語科の目標として,「伝え合う」という学習活動が新たに盛り込まれた。「伝え合う」ための具体的な学習活動として,どのような活動が想定されるのだろうか。筆者は,伝え合いが実現できる場面だけでなく,伝え合いが容易にはできない場面についても,その実態を省察させる学習活動に大きな学習効果が期待できると考え,授業実践を試みた。学習者のことばの力の意図的計画的発達を志向する国語科の授業において,「伝え合う」活動は日常的なことばのかけ合いにとどまるものではないということを学習者に自覚させる必要がある。そこで,本研究では,書きことばを媒介とした話し聞くという総合的な言語活動を通して,どのような学習成果が得られるのかを考察していくこととする。結果として,相手意識に基づいた「伝え合う」活動を実践しようとする中で,ことばの生かし方を吟味しようとする学習者の反応傾向が見られた。また,授業の前後における反応比較より,ことばを生かすための方法に関する量的および質的側面における変容が認められた。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学附属中・高等学校
発行日 2003-03-28
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
日付
[作成日] 2006-03-21
収録物識別子
[ISSN] 1344-4441
[NCID] AA11466015