場所的文脈を主題にした地域調査論 : 「鞆のまち」を事例として

研究紀要 /広島大学附属中・高等学校 Issue 48 Page 43-52 published_at 2002-03-28
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File
KJ00000049251.pdf 1.02 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
場所的文脈を主題にした地域調査論 : 「鞆のまち」を事例として
Title ( eng )
An Examination of Regional Surveying from a Landscaping Viewpoint : A Study of the Town of Tomo in Fukuyama on the Inland Sea
Creator
Takata Jun'ichiro
Contributors 国立情報学研究所
Source Title
研究紀要 /広島大学附属中・高等学校
BULLETIN /THE ATTACHED JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL HIROSHIMA UNIVERSITY
Issue 48
Start Page 43
End Page 52
Abstract
本稿では, 地域調査における新工房的手法の有効性を, 鞆のまちを事例に検討した。新工房的手法は, 場所的文脈を主題にする。場所的文脈は, 歴史的な意味や景観的な意味に加えて, 認知的な意味からなる地域を総合的に捉える視点である。場所的文脈で捉えた鞆のまちは, 鞆港における海岸線のもつ意味に焦点化される。内側彎曲型の海岸線は, エッジとして地域をひとつにまとめるという重要な意味をもつ。このような場所的文脈を捉える方法は, 生活科において注目されている探検的方法に重なる部分も少なくない。初等教育と中等教育との教育課程論に向けての予察的な作業となる。感覚の主体性と地域認識のための想像力という地域調査の根源性を取り戻し, 地域調査の実証性の原点ともいえる「まちを歩く」, いいかえれば「見ること」に始まる実証性プロセスを重視する意味で, 新工房的手法のもつ意義を強調しておきたい。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学附属中・高等学校
Date of Issued 2002-03-28
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Date
[Created] 2006-03-21
Source Identifier
[ISSN] 1344-4441
[NCID] AA11466015