近代文学試論
44 号
2006-12-25 発行
最新号
ISSN : 0910-9765
発行元 : 広島大学近代文学研究会
田山花袋「蒲団」試論 : 語りの構造を手がかりに
王 梅
PP. 1 - 12
「坊つちやん」とスティーブンソン「ファレサアの浜」 : 「調子を学んだ」ことをめぐって
レオン ユット・モイ
PP. 13 - 25
志賀直哉「佐々木の場合」 : 漱石への献辞の意味
下岡 友加
PP. 27 - 35
谷崎潤一郎「細雪」論 : 目的としての<語り>
高間 文香
PP. 37 - 47
島木健作『再建』論 : 宮井進一と梅川文男の視点から
尾西 康充
PP. 49 - 63
三島由紀夫「英霊の声」論 : 「悪臣の歌」からみる語りの<移行>と<重層化>
中元 さおり
PP. 65 - 73
封印されたテクスト : 村上春樹「街と、その不確かな壁」にみる物語観
山根 由美恵
PP. 75 - 85
村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」論 : 「あちら側」と「こちら側」の狭間に位置する青年
中山 幸枝
PP. 87 - 97
非・所有の恋愛論 : 所有から同一化へ向けて - 金原ひとみ「蛇にピアス」
大西 永昭
PP. 99 - 109
荒川洋治「宝石の写真」論 : 秩父事件首魁の写真
吉田 敬
PP. 111 - 122