近代文学試論
30 号
1992-12-25 発行
最新号
ISSN : 0910-9765
発行元 : 広島大学近代文学研究会
「源叔父」成立考 : 〈老翁〉の物語
岩崎 文人
PP. 1 - 13
『春と修羅』第二集『命令』とその背景
木村 東吉
PP. 14 - 25
宮沢賢治「貝の火」における父子の葛藤 : 歪んだ報恩譚の意味
秋枝 美保
PP. 26 - 43
『明治開化 安吾捕物帖』の世界 : 民俗学との関連を中心にして
丸川 浩
PP. 44 - 55
『日本近代文学の起源』の視角について(一) : 第一次、第二次「漱石試論」との相関
向窪 督
PP. 56 - 65
柄谷行人『探究』論
綾目 広治
PP. 66 - 74
透谷論理の道程 : 近代開示の一視角として
槙林 滉二
PP. 75 - 84
『新生』と『仮面の告白』 : 藤村と三島にみる「宿命」と「告白」のあわい
有元 伸子
PP. 85 - 99
井伏鱒二における文学的自己定位 : 文学青年・「私」・プロレタリア文学
前田 貞昭
PP. 100 - 110
人生足別離
寺横 武夫
PP. 111 - 123
村上春樹・その方法と位置 : 失われたものを発掘し、捉え直そうとする意味作用の剰余
遠藤 伸治
PP. 124 - 134
近代文学におけるしぐさの視座
相原 和邦
PP. 135 - 141