広島大学マネジメント研究 9 号
2009-03-22 発行

経営理念の組織内浸透に係わる先行研究の理論的考察 <研究ノート>

Theoretical consideration of the preceding studies that osmosis of management principles <Notes>
全文
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Abstract
企業の経営活動に対し, コンプライアンスの徹底など組織内部の統制強化という観点から, 企業価値の向上に向けた経営戦略のあり方が厳しく問われている。先行研究では, 経営理念がその戦略策定のベースとして定義され, 中間管理職が組織内コミュニケーションにおける結節点としての役割を担いながら, 経営理念の要諦を組織内に浸透させていくことの重要性が指摘されている。さらに, 経営理念の定義や役割・機能, 組織文化との係わりなど, 多様な観点からさまざまな見解が示されている。

そこで本稿では, 経営理念に係わる先行研究を理論的かつ体系的に考察し, 理念の組織内浸透を図る有効策についての今後の論究に向けたリサーチクエッションを設定する。
著者キーワード
経営理念
組織内浸透
中間管理職リスクマネジメント(RM)
全社横断的リスクマネジメント(ERM)
権利情報
Copyright (c) 2009 by Author