広島大学マネジメント研究 7 号
2007-03-22 発行

企業における環境取組みの史的変遷 : わが国自動車メーカーの事例を中心に <研究ノート>

Historical Transition of Environmental Approach in Enterprises : With a Focus upon Analysis oHapanese Automotive Manufactures
井上 紀文
全文
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HUMR_7_49.pdf
Abstract
企業の環境へ取組みは,「公害対策の段階」から,「地球環境対策の段階」へと拡大してきた。地球環境対策は,法規制に対応する「環境対応の段階」から,地球市民として自ら高い目標を設定して環境負荷削減に取組む「環境保全の段階」を経て,環境保全と利益創出を同時に実現する「環境経営の段階」へと進化してきている。企業が21世紀を持続的に成長していくためには,自ら戦略を立ててproactiveに活動することが重要である。イノベーションを起こして「資源生産性を向上」させ「環境対応と経済性の両立」を図ることで,競合他社に対して優位に立てるのである。
著者キーワード
公害対策
地球環境対策
環境対応
環境保全
環境経営