広島大学マネジメント研究 13 号
2012-12-26 発行

マツダのコモンアーキテクチャ構想の特徴 : 製造原価低減から試作費低減へ <論文>

The Report of MAZDA's Common Archtecture Vision : The one of the Common Archtecture Vision Features <Paper>
塩見 浩介
全文
1.86 MB
HUMR_13_47.pdf
Abstract
高機能で多様な製品を製品開発し続けることで,企業に大きな負担がかかることは否定できない。そして,その負担を軽減する技術として,製品を構成する部品種類数を削減する方法が存在する。これまでにも,設計部品図管理に優れるModular Design,部品群を生産ライン群と絡めて捉えるVariety Reduction Program,設備投資費の検討も行なうTypen und Teile などがその例として挙げられよう。これらの従来の部品種類数削減方法には,製造原価低減に関する問題点が存在し,その問題点のひとつの解決方法をマツダのコモンアーキテクチャ構想が提供した。

よって,本論文では,従来の部品種類数削減方法の問題点を解決するコモンアーキテクチャ構想の特徴のひとつについて述べる。
著者キーワード
研究開発管理会計
部品共通化
マツダ
コモンアーキテクチャ構想
試作費低減
権利情報
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