中学校・高等学校音楽科における聴取力育成プログラム開発のための基礎的研究(2) : 音楽を感受する能力測定方法の検討
学部・附属学校共同研究紀要 40 号
165-170 頁
2012-03-26 発行
アクセス数 : 1641 件
ダウンロード数 : 315 件
今月のアクセス数 : 3 件
今月のダウンロード数 : 1 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.15027/32641
ファイル情報(添付) |
AnnEducRes_40_165.pdf
567 KB
種類 :
全文
|
タイトル ( jpn ) |
中学校・高等学校音楽科における聴取力育成プログラム開発のための基礎的研究(2) : 音楽を感受する能力測定方法の検討
|
タイトル ( eng ) |
A basic study on the development of listening ability (2) : Discussion on the measuring method of music listening ability
|
作成者 |
藤井 恵子
|
収録物名 |
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
|
号 | 40 |
開始ページ | 165 |
終了ページ | 170 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
|
抄録 |
本研究では,中学校1年生を対象として,14の評価語を含む単極評定法を用いた印象評価によって音楽を感受する能力を試行的に測定した。研究の目的は,音楽的内容の異なる楽曲を聴いて,生徒がどのような印象を感受するのか,またそれには音楽的経験の有無がどう影響するのかを明らかにし,それらの結果から測定方法の妥当性を検討することである。
調査データの分析・考察の結果,被験者が14の評価語を含む単極評価法を用いて,大きな矛盾なく音楽の印象を評価していることがわかった。また,音楽経験有無別に印象評価を比較した結果,音楽経験あり群の方が音楽経験なし群よりも比較的明確に印象を評価する傾向にあることもわかった。これらのことから,この評価方法が音楽を感受する能力を適切に測定しうることが確認された。さらに,自由記述の内容を6項目に分類し,音楽経験あり群と音楽経験なし群とで比較した結果,音楽から感受した内容を言語化する能力には様々な階層があり,聴取内容を言語化したテキストを分析することによって,評価語を用いた印象評価からは明らかにできない感受の方法を補足的に明らかにできることがわかった。 |
NDC分類 |
教育 [ 370 ]
|
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学学部・附属学校共同研究機構
|
発行日 | 2012-03-26 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679
|