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中國中世文學研究 63-64 号

2014-09-29 発行

杜甫「返照開巫峡」について

小川恒男

全文

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内容記述

森野繫夫博士追悼特集

本稿は平成二十六年度科学研究費基盤研究（Ｃ）「言語実験の場としての六朝楽府に関する研究」（課題番号二六三七〇四一〇）の助成を受けたものである。

総目次

Other Article

森野繁夫博士　年譜・著述目録

PP. -

楚辞集注の「忠君愛国」について

PP. 1 - 19

都市の荒廃を描く文学 : 鮑照「蕪城賦」をめぐって

PP. 20 - 35

王義之と「游目」の娯しみ

PP. 36 - 45

謝靈運「山居賦」の自注について

PP. 46 - 61

劉孝綽と陸倕 : 劉孝綽「酬陸長史倕」詩と陸倕「以詩代書別後寄贈」詩から

PP. 62 - 76

六朝の文学用語に関する一考察 : 「縁情」を中心に

PP. 77 - 91

六朝志怪における廟神の前身と誕生

PP. 92 - 107

唐以前の詩における鳥の声を「き（聴・聞）」くことについて : 漢から南斉まで

PP. 108 - 131

「春眠」について

PP. 132 - 144

杜甫「返照開巫峡」について

PP. 145 - 156

韋応物「冰賦」の諷諭性について

PP. 157 - 166

『順宗実録』陽城伝の成立過程

PP. 167 - 182

異類の女たち : 狐女を中心として

PP. 183 - 196

唐代小説集『纂異記』考釈（二）「浮梁張令」 : 官吏の汚職さらに崋山神一族の堕落・浮気・横恋慕

PP. 197 - 216

唐代龍類小説に於ける龍王像の変容 : 「龍の信義」と創作性をめぐって

PP. 217 - 232

乳製品の「中国」への浸透と詩語「酪」の文学的属性の変遷

PP. 233 - 251

欧陽脩『洛陽牡丹記』について

PP. 252 - 272

巨人たちの潜む海 : 『オデュッセイア』から『夷堅志』『青邱野談』まで

PP. 273 - 290

『四書纂疏』所引の朱子学文献について : 『朱子語録』を中心に

PP. 291 - 306

陳白沙「和陶一十二首」に見られる擬古詩性について

PP. 307 - 317

『紅楼夢』後四十回における林黛玉の悪夢

PP. 318 - 331

『南宋雑事詩』と杭州詩壇

PP. 332 - 355

日本中世禅林における柳宗元詩受容の一側面 : 五山版の書き入れをめぐって

PP. 356 - 375

瘞紅碑（えいこうのひ）解読 : 尾道千光寺

PP. 376 - 381

近世東アジアの〈教諭〉思想と日本社会 : 『小学』本と『六諭衍義』の流通

PP. 382 - 395

竹添井井『左氏会箋』の序文にみえる「剽窃」 : 島田翰「左氏会箋提要十二編」の行方について

PP. 396 - 410

成長する中国の自動車産業と大気汚染問題

PP. 411 - 421