この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.15027/54888
近代文学試論 Issue 60
published_at 2022-12-25

村上春樹のビートルズ史（１） : 六〇年代から『ノルウェイの森』まで

阿部 翔太
fulltext
1.13 MB
kbs_60_133.pdf
About This Article
Descriptions
本稿は、第四回村上春樹とアダプテーション研究会（二〇二一年二月二〇日、オンライン開催）における口頭発表「「村上春樹とビートルズ」論序説―ビートルズとの「和解」以前／以後―」の前半部をもとに、加筆・修正を施したものである。
1.13 MB
Other Article
井伏鱒二と宮沢賢治の文学における郷土観 : 地域の古代に根差す「内なる故郷」を視座として
PP. 1 - 12
井伏鱒二「丹下氏邸」瞥見 : 老いた方言話者は誤解される
PP. 13 - 24
三島由紀夫『夏子の冒険』の北海道 : 掲載誌『週刊朝日』から考える
PP. 25 - 35
三島由紀夫『沈める滝』論 : 占領終了後の日本と、アメリカ
PP. 37 - 47
野間宏と地域人民闘争 : 雑誌「人民文学」と一九五〇年代
PP. 49 - 60
「地域性と文学」への一考察 : 先行研究を概観しながら展望を考える
PP. 61 - 72
菊池寛「ある抗議書」論 : 典拠となった石井藤吉『聖徒となれる悪徒』
PP. 73 - 83
梶井基次郎「檸檬」試論 : アダプテーションからの視点
PP. 85 - 96
島尾敏雄『贋学生』と梅崎春生『つむじ風』 : 両作家の近似性と対照性
PP. 97 - 107
映画「憂国」を観る : 変換という固定観念について
PP. 109 - 120
市街劇の犯罪性 : 寺山修司演劇論の空白
PP. 121 - 132
村上春樹のビートルズ史（１） : 六〇年代から『ノルウェイの森』まで
PP. 133 - 144
村上春樹「図書館奇譚」論 : オスマン帝国／図書館／ボルヘス
PP. 145 - 156
〈いじめ〉との距離 : 村上春樹「沈黙」論
PP. 157 - 168