広島大学大学院教育学研究科附属障害児教育実践センターでは、大学の地域貢献の一環として、人的資源の育成・供給、つまり、「大学における実践力のある人材の養成」や「教育現場への即戦力となる人材の派遣」を目的とした「特別支援教育学生サポーター派遣事業(旧特別支援教育学生ボランティア派遣活動:2006年度から名称改定)」を実施している。本論では、特別支援教育を円滑に展開していくための、大学生を活用した非専門家と小・中学校との連携例として、広島大学が取り組む「特別支援教育学生サポーター派遣事業」の内容について紹介するとともに、アンケート調査結果の分析に基づき、小・中学校と非専門家との理想的な連携の在り方について考えることを目的とする。