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ID 40800
本文ファイル
著者
高橋 秀夫
NDC
製造工業
抄録
 本邦各地の6乳製品工場から送付されてきた前後3回5年聞にわたる同一工場由来の粉乳について,腸球菌の陽性率,菌数および菌型の変化を検討した.その結果は次のとおりであった.
1) 腸球菌の陽性率は工場毎に違いはあるがそれぞれにおいて同じような傾向を示し,陽性率の高い工場は3回共高く,低い工場では常に低く著変は認められなかった.
2) 腸球菌陽性検体の菌数は,ほとんどが103 以下で漸減の傾向にあったが,これも大きな変化は認められなかった.
3) 分離腸球菌の型別の成績では, 3回の調査で菌型の変化している例もあったが, 3回共同じ菌型が主要薗として出現している例も多く,全体としてはやはりNo.5 型のStr. faecium が最も多数検出された.
 以上,粉乳の腸球菌の出現状況から近年の乳製品細菌叢の変化を検討すると,全般的には菌数は減り
つつあるが,余り大きな変動は無かったものと推定された.
抄録(英)
The incidence, number and fermentative types of enterococci in milk powder were examined in 532 samples collected from six dairy plants of five districts in Japan (Hokkaido, Northern Honshu, Central Honshu, Western Honshu and Shikoku). These tests were conducted from May 1962 to May 1963, in May 1964 and from April to May 1966.

The positive rate of enterococci was found to be constant for each plant all the three times.

In most of the samples examined the number of enterococci was less than 1,000 per g.

The fermentative types of enterococci varied in three experiments, however, the main and most constant type was subtype No. 5 of Str. Jaecium.

From these results, it was presumed that the bacteriological quality of dairy products manufactured in recent years in Japan had not changed.
内容記述
本研究の一部は,森永奉仕会研究奨励金によった.ここに併せて謝意を表する.
本報の要旨は第14 回日本食品衛生学会(昭和42 年11月,岡山)において発表した.
掲載誌名
広島大学水畜産学部紀要
7巻
2号
開始ページ
291
終了ページ
299
出版年月日
1968-09-30
出版者
広島大学水畜産学部
ISSN
0440-8756
NCID
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
生物圏科学研究科
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