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ID 14832
本文ファイル
別タイトル
Expansion of consciousness and limitation of brain
著者
斉藤 忠資
NDC
自然科学
抄録
臨死体験では、体外離脱後に個人意識が脳を越えて拡大するに伴って、知覚と思考がレベルアップし、宇宙全体と一体となると、知覚も完全になり、宇宙全体についての全知識を得るようになったと言われている。時間と空間のバリアから解放され、知覚は拡大し、空間的には360度視野や遠隔透視や内部透視やテレポーテーションになり、時間的には肉体をまとって生きていた時には知ることの出来なかった未来と過去の情報を入手したり、体験したりする。知識というのは情報であり、宇宙全体の全情報を入手するということは、宇宙を完全に理解するということである。また情報は記憶とも関係しているので、記憶が脳を越えていることを示唆している。この点は脳障害者の場合には、事故の記憶は全くないにもかかわらず、臨死体験の記憶だけは長年鮮明に残るという謎の解明の糸口になろう。しかし再び自分の肉体に個人意識が戻ると、全知識も殆ど思い出すことが出来なくなり、知覚も脳に制約された通常の状態に戻ると臨死体験では述べられている。ここでは脳が意識と知覚と知識を制約する装置として機能していることを示唆している。そこでこの小論では、まず臨死体験の事例を厳密に分析し、その結果を踏まえた上で、そのような現象を解明するような科学的な根拠を、特に脳を中心に考察してみたい。
掲載誌名
広島大学総合科学部紀要. III, 人間文化研究
14巻
開始ページ
55
終了ページ
71
出版年月日
2005
出版者
広島大学総合科学部
ISSN
0918-7782
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
総合科学研究科
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