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ID 19450
本文ファイル
別タイトル
Ideal and Practice of Student Guidance Required for Teachers of Today : From the Viewpoint of Transformation of Family
著者
松田 文子
三宅 幹子
NDC
心理学
抄録
戦後,高度経済成長を経て,どのように家庭が変化し,家庭で育つ子どもがどのように変わったかをふまえ,現代の教師に求められる生徒指導の理念と実践について考察する.家庭の変化に関しては,所得の増大,少子化・核家族化,父親の不在,親子の情緒的密着の延長,母親の就労,放任家庭・崩壊家庭の増加,暴力や商品化された性の家庭内での日常化,家庭の機能の縮小,にまとめられる.このような家庭は,子どもにとって,大人のモデルが不在で,人間関係が希薄な,大人による24時間管理のなされる,生きた体験の乏しい人工的環境といえる.そのような家庭で愛惜欲求が満たされないまま育った子どもは,自我が未熟で自我同一性も確立しにくい.また,社会性や精神的・身体的耐性が育ちにくく,学習意欲の低下が目立つ.これらをふまえて,現代の教師に求められる生徒指導上の視点は,「児童・生徒の自我を強くすることを援肋する」「児童・生徒の感受性の強さを評価し育てる」「児童・生徒の社会性を育てる」「規範意識,価値観の形成を援助する」「児童・生徒との信頼関係の形成を心がける」「教師間ネットワーク,学外ネットワークの形成を心がける」の6点に集約される.
掲載誌名
広島大学心理学研究
1号
開始ページ
79
終了ページ
86
出版年月日
2002-03-28
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
ISSN
1347-1619
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
権利情報
Copyright by Author
部局名
教育学研究科
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