中学校・高等学校音楽科の学力を確かなものとする教育プログラムの開発(2)
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ID | 26323 |
本文ファイル | |
別タイトル | The development of educational program for ensuring academic ability of music in junior high school and high school
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著者 |
藤井 恵子
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NDC |
教育
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抄録 | 音楽科授業においては, 「わかる」(認知)「できる」(スキル)「感じる」(情意)ことによって学習が成り立っている。本研究では, 対照的な3つの授業を取り上げ, 「わかる」「できる」「感じる」がどのように関連し合っているのかを明らかにした。A高等学校の実践は, 「わかる」ことを重視し, 声や楽器の仕組みを理解することから学習をスタートしたが, それが興味・関心をもたらして「感じる」という成果に繋がり, 結果的に歌唱や器楽活動も「できる」ようになった。B中学校の実践は, 「できる」ことを重視し, 合唱のスキルを体得させたが, それによって歌唱や合唱に関する知識が「わかる」ようになり, その結果合唱のすばらしさを「感じる」ことに繋がった。C中学校の実践は, 「感じる」ことを重視し, これをもとにミュージカルを創作していったが, 主体的な活動を通して創作の知識が「わかる」ようになり, その知識を使って創作したり表現したりすることが「できる」ようになった。以上のように, 全く異なる視点から行われた3校の実践は, 認知面, スキル面, 情意面のバランスのとれた優れたものであったといえる。
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掲載誌名 |
学部・附属学校共同研究紀要
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号 | 37号
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開始ページ | 99
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終了ページ | 107
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出版年月日 | 2009-03-31
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出版者 | 広島大学学部・附属学校共同研究機構
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ISSN | 1346-5104
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NCID | |
SelfDOI | |
言語 |
日本語
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NII資源タイプ |
紀要論文
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広大資料タイプ |
学内刊行物(紀要等)
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DCMIタイプ | text
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フォーマット | application/pdf
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著者版フラグ | publisher
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部局名 |
附属学校部
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他の一覧 |