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ID 32679
本文ファイル
別タイトル
Adoption of "Global Norm" and the Pacific Islands Forum <Paper>
著者
キーワード
グローバル化
地域統合
グッド・ガバナンス
規範
太平洋諸島フォーラム
NDC
政治
抄録
太平洋諸島フォーラム(PIF)は,2005年に採択したパシフィック・プランにおいて,グッド・ガバナンスを「地域的規範」として位置づけた。本稿は,なぜ,どのようにPIFがグッド・ガバナンスという「グローバル規範」を「地域的規範」として受容するにいたったのか,その過程を明らかにし,そこから地域機構としてのPIFがどのように変容しつつあるのか考察を試みるものである。1990年代,太平洋島嶼諸国は,ガバナンスが問題視される状況にあり,援助ドナーは,これら諸国に「グローバル規範」としてのグッド・ガバナンスの受容を迫った。こうした圧力を受け,PIFは,グッド・ガバナンスを「地域的規範」として唱えるようになったが,それは実効性を欠いたものにとどまった。しかし,域内の政治不安,およびグローバル化への対応を契機に,PIFは,次第に,より実効性を伴ったグッド・ガバナンスを推進するようになる。これによって,PIFは,いちだんとグローバルな規範秩序に組み入れられていくとともに,加盟国間関係によって成り立つ国家間機構という,その地域機構としてのあり方を転換しつつあると言うことができる。
抄録(英)
The Pacific Forum (PIF) adopted good governance as a "regional norm" in the Pacific Plan in 2005. This article tries to clarify why and how PIF adopted a "global norm," that is good governance, as a "regional norm", and analyze how PIF is transforming in terms of regional organization. In the 1990s, the aid donors questioned the governance of the Pacific Island Countries and pressurized them to accept good governance. Under the pressure, the PIF advocated good governance as a "regional norm", but it lacked the effectuality. The response to regional political instability and globalization changed the situation and the PIF starts to propel good governance with much effectual mechanism. It can be said that the PIF has been incorporated in global norm order, and at the same time, it is changing its characteristic as an interstate organization driven by the relations among the member states.
掲載誌名
広島大学マネジメント研究
12号
開始ページ
21
終了ページ
33
出版年月日
2012-03-23
出版者
広島大学マネジメント学会
ISSN
1346-4086
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
権利情報
Copyright (c) 2012 by Author
部局名
社会科学研究科
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