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ID 31222
本文ファイル
別タイトル
The ideal method of student teaching.
著者
見浦 佳奈
NDC
教育
抄録
本研究は, これからの附属小学校での教育実習の新しい方法を探るために, まず, 先行研究を基に, 教師に求められる知識について論究し, そこで得た知見から教師に必要な知識を獲得させるための教育実習におけるアプローチ方法について検討することを目的とした。先行研究より, 教師には実践的知識が必要であることが明らかとなったが, 実践的知識とは多義的であり, 複雑なものであるため, その知識の適用範囲は, 広く特定の場面に遭遇しないかぎり, 必要ない知識と成りかねないことわかった。そこで, 教育実習生に反省的な思考を促すカンファレンス的な学びの場を設定することで, 実践的知識の獲得を目指した。アンケートを基にカンファレンス的な学びの場の設定と従来通りの学びの場において比較検討した結果, それほど差がないことが明らかとなったが, カンファレンス的な学びを行った教育実習生の感想では, 反省的な思考が見受けられた。本研究から, 教育実習におけるカンファレンス的な学びの導入は, 教育実習生の思考スタイルの変容や指導教員の自己省察にとっても少なからず効果が認められると考えられる。
掲載誌名
学部・附属学校共同研究紀要
39号
開始ページ
87
終了ページ
92
出版年月日
2011-03-24
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
ISSN
1346-5104
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
附属学校部
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