生活科におけるクオリアとしての気付きとその構造化
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ID | 31241 |
本文ファイル | |
別タイトル | A study on qualia for making a formation of awareness in Living Environment Studies
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著者 |
樽谷 秀幸
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NDC |
教育
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抄録 | 本研究は, 生活科教育の重要課題の一つである「気付きの質を高める」学習指導の実現のための基礎的な研究であり, クオリアとしての気付きの実態を授業実践との関係において明らかにするとともに, 単元における構造化のためのモデルを作成することが目的である。複数の生活科単元の授業実践を通して得られたクオリアとしての気付きを分類・整理するとともに, 脳科学における諸感覚の分類等を参照して検討した。その結果, 生活科において子どもが活発に用いる諸感覚は所謂五感だけでなく筋肉感覚や温度感覚も存在し, それらも観点として含めることが適当であることが明らかとなった。また, 視覚については, 色彩や形状, 動き, 程度などの細かい観点が必要であることなども明らかとなった。これらの結果を総合して, クオリアとしての気付きの構造化のための暫定的なモデルとして提示した。ただ, クオリアとしての気付きの状況は多様であり, 単元による特性もある。そのため, 単元の状況に応じた枠組みの開発が今後の課題である。
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掲載誌名 |
学部・附属学校共同研究紀要
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号 | 39号
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開始ページ | 201
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終了ページ | 206
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出版年月日 | 2011-03-24
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出版者 | 広島大学学部・附属学校共同研究機構
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ISSN | 1346-5104
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NCID | |
SelfDOI | |
言語 |
日本語
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NII資源タイプ |
紀要論文
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広大資料タイプ |
学内刊行物(紀要等)
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DCMIタイプ | text
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フォーマット | application/pdf
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著者版フラグ | publisher
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部局名 |
附属学校部
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他の一覧 |