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ID 29866
本文ファイル
別タイトル
The Curriculum Development for Collaboration between Kindergarten and Elementary School from the Point of Children's Experiences (7)
著者
吉原 智恵美
青原 栄子
金田 敏治
NDC
教育
抄録
本研究は, 広島大学附属三原幼稚園及び広島大学附属三原小学校での実践を事例として, 幼稚園と小学校低学年の教育内容を子どもの経験の蓄積という観点から見直し, 子どもの経験が階層的に生かされるカリキュラムとして提案することを目的としている。小学校第1・2学年に, 認識の基礎を育成する発見科, 表現力を育成する表現科を, さらに幼稚園年長に「発見・表現の時間」を設定した。本小論では, 今年度は文部科学省の研究開発指定を受けていないため, これまでの発見科, 表現科, 「発見・表現の時間」のカリキュラムの特徴を生かして, 自然事象に焦点を当てて「生活科」の単元開発をした。授業中の子どもたちの発話の検証により, 自分の思いつきや考えを大事にし, 表現し合いながら試行錯誤し, 問題解決に取り組む態度が見られ感覚の意図的使用や試行錯誤の組み入れの効果を確認することができた。また, 単元を実践する際の授業形態については, どの時期にどの内容を個の活動とするかグループでの活動とするか等考え, 計画することが協同しながら問題解決の力を伸ばす上で大切であることが明らかになった。
掲載誌名
学部・附属学校共同研究紀要
38号
開始ページ
137
終了ページ
142
出版年月日
2010-03-31
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
ISSN
1346-5104
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
附属学校部
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