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ID 29882
本文ファイル
別タイトル
A Study of the Development of the Japanese Units in the Junior High School Through Cooperative Learning and Explolatory Activities.
著者
實谷 富美
八澤 聡
NDC
教育
抄録
本研究の目的は, 学習者が自分のまわりの他者と出会い, 協同的にかかわり合うことで言葉の世界を広げ, 学びを探究することを通して確かな学力を育成するための効果的な指導法・単元を開発することである。そのために「協同的な学びの場面」や「探究の場面」を計画的に設定して実践を重ね, その有効性を検証しようとするものである。また, その際には「言葉を学ぶ意欲の喚起」「多様な他者との出会い」「コミュニケーションを大事にした協同的な学び」「認識の広がりや深まりを実感させる場の設定」「表現を磨き合う場の設定」に留意した。検証の材料として用いるのは, 生徒の学習記録や作品, 学習アンケート, 授業記録などである。結果として, 今回の研究で取り上げた2つの実践は, 確かな学力の育成に有効であったと考える。生徒の興味・関心を生かした課題・題材の設定, 多様な教材の提示, 生徒の気づきを生かした授業づくり等の「言葉を学ぶ意欲の喚起」をベースに授業を組み立てることで他の学習活動を円滑に進めることができ, 生徒は主体的な学習を行っていった。その中で各自の言葉の世界を広げていくことができた。さまざまな領域での取り組みの継続が今後の課題である。
掲載誌名
学部・附属学校共同研究紀要
38号
開始ページ
235
終了ページ
240
出版年月日
2010-03-31
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
ISSN
1346-5104
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
附属学校部
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