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ID 26358
本文ファイル
別タイトル
A Study of the Curriculum Development through Energy Education in Life Environment Studies and Science Education.
著者
内藤 博愛
小川 麻貴
NDC
教育
抄録
本年度は, これまでの研究成果を踏まえて, 生活科及び理科においてのエネルギーに関する教材の事例検討を行い, 生活科及び理科におけるエネルギーに関する関連図を示すことを目的に研究を進めた。生活科では, 風車をつくろうの単元において子どもたちは, 風車の製作を通して, 同じ風の力でも羽の折り目によって回転が速くなったり, 全く回らなかったりするというエネルギー効率について気づくことができた。中学年の理科では, 電気のはたらきの単元において子どもたちは, 手回し発電機は自分がエネルギーを使って発電しているので, 電気を起こすにはエネルギーがどれほど要るものなのか, ということを実感として理解することができた。高学年の理科では, 電磁石のはたらきの単元においてモーターの構造について扱い, エネルギーの効率性にまで子どもの見方が広がった。これらの実践を通して, エネルギーと単元との関連図を作成した。その結果, 学年によって扱うエネルギーに偏りがあることがわかったが, 今回の実践のように生活科や中学年理科で, エネルギーに視点をあてた見方の素地を培うことが可能であることが示された。
掲載誌名
学部・附属学校共同研究紀要
37号
開始ページ
319
終了ページ
324
出版年月日
2009-03-31
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
ISSN
1346-5104
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
附属学校部
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