このエントリーをはてなブックマークに追加
ID 26349
本文ファイル
別タイトル
Career education and formed career awareness in junior high school (2).
著者
木本 一成
實谷 富美
新見 直子
NDC
教育
抄録
本研究では, 2008年2月に「わくわくWORK三原2007」(職場体験学習)を体験した広島大学附属三原中学校2年生を対象にキャリア意識尺度を実施して, 職場体験学習の効果を検討した。その結果, キャリア意識の変化には個人差があり, キャリア意識が上昇する生徒(上昇群), 逆に低下する生徒(下降群), 変化しない生徒(不変群)が存在した。これら3群を職場体験学習効果の異なる群として扱い, 職場体験学習効果の有無に関連する要因を検討した。主な結果は以下の4点であった。(1)職場体験学習の経験は, 生徒の学校適応行動のうち, 規律性を高めるのに有効であった。(2)職場体験学習に行く前の生徒の学校適応行動は職場体験学習の効果の有無と関連しないことが明らかになった。また, 友だち関係の側面よりも学習の側面において, 教師評定と生徒評定の一致度が高かった。(3)職場体験学習に行く前の期待や不安は職場体験学習の効果の有無と関連していなかった。また, 3群とも職場体験学習の意義を高く評定していたが, その傾向は上昇群ほど強かった。(4)職場体験学習終了から約10ヶ月後のキャリア意識には3群間で違いがみられなかった。
掲載誌名
学部・附属学校共同研究紀要
37号
開始ページ
269
終了ページ
274
出版年月日
2009-03-31
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
ISSN
1346-5104
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
附属学校部
他の一覧