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ID 44940
本文ファイル
著者
畦田 絵里子
田北 純平
福田 和真
NDC
教育
抄録
生徒の「くすり」との関わり方を調べてみると,関心や知識はある程度持っているものの,その実際の使用においては,「安易な行動」が見受けられる。このような実態を改善するための授業には,何が必要であろうか。「医薬品は,あくまでも,人の持つ自然治癒力を助けるものである」という前提のもと,形状のもつ意味・体内での働き方• 主作用と副作用,等の内容を,科学的に理解することは当然重要なことであるが,それを実践力につなげるためには,生徒自身の「なるほど」という確かな納得が必要となる。今回の授業においては,そのための工夫として,生徒の身近に存在する実物の医薬品を使い, 4つの実験を行った。生徒は実験に興味を示しただけでな<, 実験を通して知識・理解を深め,確かに納得したと言える。が,何よりも,「くすり」と向き合う「意識・姿勢」を新たなもの・確かなものにできたことで,セルフメディケーションの本旨達成に近づけたことがそれ以上の成果ではないかと考える。
掲載誌名
中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校
54巻
開始ページ
193
終了ページ
204
出版年月日
2014-03-19
出版者
広島大学附属福山中・高等学校
ISSN
0916-7919
NCID
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
附属学校部
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