自己スキーマと出身地についての知識との関連 : 沖縄県を例にして <論文>
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ID | 35669 |
本文ファイル | |
別タイトル | Relation between self-schema and knowledge of the hometown : A case of Okinawa <Article>
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著者 |
宮城 円
山入端 津由
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キーワード | 自己スキーマ
モーダル・パーソナリティ
沖縄県
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NDC |
心理学
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抄録 | 本研究は,沖縄県大学生を対象に,自己スキーマと特定の文化に最も多くみられる性格特性(モーダル・パーソナリティ)の関連について川平(1988)の性格特性認知課題を用いて検討した。性格特性認知課題では,予備調査を基に選定した沖縄県民と他県民のモーダル・パーソナリティが自己の性格にあてはまるか(自己判断課題),沖縄県民と他県民のどちらに特徴的か(モーダル・パーソナリティ判断課題)の判断を課した。また,モーダル・パーソナリティ判断課題の前には,自己の性格が日本人的か否かのフィードバックあるいは沖縄の自然風景写真を提示することによって,沖縄県民意識の操作を行った。実験の結果,自己判断課題において,自己記述的と判断された沖縄県民と他県民のモーダル・パーソナリティ数に出身県による差はみられなかった。しかし,沖縄の自然風景写真を提示後にモーダル・パーソナリティ判断課題を課した場合,沖縄県出身者は沖縄県民のモーダル・パーソナリティを正確に識別できることが明らかになった。以上の結果は,現在の沖縄県民においては自己スキーマとモーダル・パーソナリティの関連が希薄化していることを示唆している。
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掲載誌名 |
広島大学心理学研究
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号 | 13号
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開始ページ | 35
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終了ページ | 44
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出版年月日 | 2014-03-31
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出版者 | 広島大学大学院教育学研究科心理学講座
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ISSN | 1347-1619
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NCID | |
SelfDOI | |
言語 |
日本語
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NII資源タイプ |
紀要論文
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広大資料タイプ |
学内刊行物(紀要等)
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DCMIタイプ | text
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フォーマット | application/pdf
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著者版フラグ | publisher
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部局名 |
教育学研究科
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