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ID 31249
本文ファイル
別タイトル
A research on the Efficacy of Gender Education with an International Understanding Perspective in Elementary School
著者
林原 慎
NDC
教育
抄録
本研究は, ①2001年度と2009年度の児童・生徒に生活体験調査を比較し, 年度別及び男女別によって違いが見られるのかどうかを明らかにする。②それらの結果から得られる課題を受けて題材を開発し, 授業後の振り返りをもとに児童の変容を分析する。の2つを目的として実施した。調査の結果, 小学校6年生における2001年度(76名)と2009年度(75名)の比較では, 6項目の生活体験が有意に(P<0.05)低下していることが分かった。2009年度の中学校2年生(81名)の男女別による比較の結果では, 小学校6年生の結果を上回る14項目で, 男子(42名)が女子(39名)より有意に(P<0.05)低い数値が示された。そこで, 生活の中に存在するジェンダーの問題を中心に据えながらも, 国際理解の視点を取り入れることで, 児童の態度の変容を促し, 社会的な公正の実現をめざす持続発展教育の促進に貢献するような授業を開発, 実践した。授業後に実施した自由記述による振り返りを分析した結果, キーワードの結びつきの強さから, 家族にとって大切なものを「コミュニケーション」「家族みんな・全員」「協力」の3つを関連付けて捉えていることが分かった。
掲載誌名
学部・附属学校共同研究紀要
39号
開始ページ
249
終了ページ
254
出版年月日
2011-03-24
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
ISSN
1346-5104
NCID
SelfDOI
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
附属学校部
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