広島外国語教育研究 22号
2019-03-01 発行

Exploring Intercultural Competence at Meetings in a Multi-cultural Workplace in Japan

多様文化が存在する日本の職場での会議における異文化間コミュニケーション能力の探究
Takita, Fuyuko 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
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抄録
多様な文化背景を持つコミュニケーター達は,文化特有の前提,認識,期待,行動様式を持っている傾向があるだけでなく,第1言語の習熟度が異なるという傾向もある。
そのような要因は,職場の異文化間コミュニケーションにおける力関係の不均衡につながる可能性がある。本稿が基にしている研究は,参加者の文化的アイデンティティの認識と構築,さらに彼らがいかに異文化間コミュニケーション能力を実証するのかを探究する事を目的としている。本稿は,参加者がどのようにコミュニケーション戦略を使用しているかを調べる事によって,いかに彼らが実際に,異文化間コミュニケーション能力を実証するかについて,いくつかの側面を検証する。異文化間の感受性,共感性,率直さ,断定的な判断を回避する態度などの感情に関わる要因が,多文化の背景を持つコミュニケーター達がいる職場での力関係の不均衡をいかに軽減する手助けとなるのかを探究する,幅広い研究目標に資する。
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