広島外国語教育研究 20号
2017-03-01 発行

Efficacy of Theme-based Listening Materials in English Writing : Focusing on Learner Affectivity

英語ライティングにおけるテーマ別リスニング教材の有効性 : 学習者の情意面に焦点を当てて
Uenishi, Koji 外国語教育研究センター
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抄録
本研究は,英語ライティング授業とライティングプロセスに関する大学生の情意面を調査した。特に,ライティング授業へリスニング教材の導入することの効果やライティング授業の楽しさに焦点を当てている。ライティング力の改善に向けた一方法としてリスニングを使用する実践研究行うことは,ライティング授業で有用な興味深い題材を開拓し,学習者に英語で表現させるために効果的な方法であるという期待であった。

Swain のOutput Hypothesisでは,理解可能なインプットが第2言語習得には必要な条件であるが,アウトプットが重要な役割を果たすうえで,それ自体では不十分であると述べられている。インプットがアウトプットになる過程において,学習者がスムーズに自己表現ができるためには適切なインプットが要求される。それ故,この実践研究では,学習者がまずリスニングを通して話題に関連あるダイアログを使って学び,必要な語彙や英語表現を習得する。それから実際にライティング活動を行った。

その結果,ライティング授業の学習者の情意面に関しては,80%以上の学習者がこの方法を好意的にとらえ,ライティングの改善に効果があったと述べている。また,このリスニングを通したライティング手法は,英語力の各要素(語彙・リスニング・英語表現)に対する学習者の認識と強い相関がある結果が出た。
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