広島外国語教育研究 20号
2017-03-01 発行

Scrabble® Players as Model English Language Learners : Exploring Autonomous Learning Behavior of Regular and Long-Term Players at a Japanese University

英語学習者モデルとしてのScrabble®競技者 : 日本の大学における定期・長期競技者の自立した学習習慣に関する考察
Song, Katherine 外国語教育研究センター
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抄録
本論文は,日本の大学における英語教室外の自主的な定期的・長期的競技者グループが示したScrabble®の有用性について報告するものである。この語彙ゲームは必須の正規英語授業科目に加えて,学生の英語能力を維持・伸長するための自立的な努力を促す多くの可能性を有している。言語学習に必要な持続可能な関心と努力のために内面点的関与や学習者の自立性についての重要性は多くの報告がなされている。これらの重要性は,とりわけ教室外での目標言語との接触が限られているEFL(English as a foreign language)の状況下においては言うまでもない。これまでの自国及び外国での目標言語使用のコミュニティにおける英語学習者に関する研究では,学習環境に対する現実的な制限に関して自律した行動をとることが,学習者としての成功の可否を左右すると報告されている。本調査において,定期的・長期的競技者は徐々に「成功する」また「自立した」英語学習者となる姿を示した。彼らは大学在学中に教室外での英語能力を磨く機会を有益だと捉え,前向きにそのような機会を求めたのである。第二言語あるいは外国語学習の高い目標を達成しようとする際に確かな拠り所となる考えられ,自律した学習行動のこのような具体的事例は,経験が少なくまだ成果の出ていない学習者にとって良きロールモデルとなり得ると考える。
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