広島外国語教育研究 20号
2017-03-01 発行

Integrating the TOEICⓇ Speaking Test with Small Group Classes

TOEICスピーキングテストと少人数クラスとの統合
Uenishi, Koji 外国語教育研究センター
Sakaue, Tatsuya 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
Lauer, Joe 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
Davies, Walter 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
Fraser, Simon 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
Howell, Peter 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
Selwood, Jaime 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
Song, Katherine 外国語教育研究センター
Morita, Mitsuhiro 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
Kida, Shusaku 外国語教育研究センター 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
この論文は,大学1年生の英語スピーキング力及びライティング力向上に向けた新しいプログラムの組織や評価等について述べたものである。そのプログラムは,英語コミュニケーションのための広大プログラム(通称HiSPEC)と呼ばれ,優れた英語コミュニケーション能力を有する日本のリーダーを創生する,「スーパー・グローバル大学」の一環である。ここでは,HiSPECの前半,つまりスピーキング力を中心とした内容とTOEICスピーキングテストに焦点を当てている。

入学試験時で各学部の最も英語力の高い学生約15人を1クラスに充当した。これら非英語専攻の学生は,前期セメスターに週1回外国人講師の指導を受けた。TOEICスピーキングテストは,前期始め近くとその10週間後に受けている。

その結果,学生のTOEICスピーキングテストにおける英語力は,全体的に2つのテスト間では向上していたが,統計上の有意差はなかった。アンケートを見てみると,授業は楽しく,そのおかげで英会話力を向上しようという動機づけになった,と学生は強く述べている。また外国人講師は,テスト結果では意義深いほどの向上は見られなかったが,少人数クラスは学生の英語スピーキング力とその動機づけに良い効果をもたらしたと報告している。しかし,TOEICスピーキングテストを使用する妥当性に疑問を投げかけ,十分なスピーキング力の向上を見るには指導期間が短いという懸念を示す講師もいた。
権利情報
Copyright (c) 2017 広島大学外国語教育研究センター