総合保健科学 36巻
2020-08-03 発行

カウンセリングを受けていない大学生のストレッサーと抑うつ症状

Stressors and depressive symptoms in university students who do not receive counseling
髙垣 耕企
横山 仁史 大学院医歯薬保健学研究科(医) 広大研究者総覧
神原 広平 大学院医歯薬保健学研究科 広大研究者総覧
香川 芙美 保健管理センター 広大研究者総覧
三宅 典恵 保健管理センター 広大研究者総覧
岡本 百合 保健管理センター 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
抑うつ症状を有する大学生への心理療法は有効であることが示されているが,これらの効果は心理療法を受けた者に限られる。今後は,悩みを抱えながら相談に来ない学生へのサポートも重要になると考えられる。そこで,悩みを抱えながら相談に来ない学生の特徴を明らかにするために,本研究では,カウンセリングを受けている大学生とカウンセリングを受けていない大学生で,抑うつ症状と各ストレッサーの頻度に違いがあるかを明らかにすることを目的とした。本研究の結果,カウンセリングを受けていない大学生のうち,37.57%の大学生が高い抑うつ症状を有し,およそ15% から20%の大学生が高ストレッサーにさらされていることも明らかになった。大学生にもストレスチェック制度のように,学生自身のストレスへの気づきを促し,メンタルヘルスの不調を予防するような取り組みが必要ではないかと考えられる。
内容記述
本研究は,JSPS科研費(19K14449)の助成を受けて実施された。
キーワード
抑うつ症状
ストレッサー
Depressive symptoms
Stressors
権利情報
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