総合保健科学 34巻
2018-03-01 発行

学生定期健康診断でのBMI変化に関する検討

Examination of changes in BMI during university student health checkups
三宅 典恵 保健管理センター 広大研究者総覧
岡本 百合 保健管理センター 広大研究者総覧
永澤 一恵 保健管理センター
矢式 寿子 保健管理センター
磯部 典子 保健管理センター 広大研究者総覧
黄 正国 保健管理センター 広大研究者総覧
池田 龍也 保健管理センター
吉原 正治 保健管理センター
本文ファイル
抄録
大学メンタルヘルスの現場において,食事の問題や体重へのこだわりなどを主訴とする学生の相談は多く,摂食障害予備群といわれる摂食障害の発症リスクが高い学生が増加している。大学生においては,学生生活への適応が困難となるケースが多い。A大学では,摂食障害の予防や早期発見に向けて,入学時健康診断の際に身体測定や質問紙による摂食態度や気分の調査を行っている。本研究は,大学生の入学時から4年次までの健康診断の際のBody Mass Index( BMI),および入学時と4年次に実施した摂食態度調査票とBeck Depression Inventory‒II (BDI-II)の個人情報のないデータを用いて,入学時と4年次の健診結果を検討した。入学時の平均BMI は男子21.2±2.8,女子20.2±2.5であり,BMI 17.5未満の低体重者の割合は男子5.1%,女子10.6%であった。4年次の平均BMI は男子21.5±3.1,女子20.5±2.3であり,BMI 17.5未満の低体重者の割合は男子5.3%,女子7.1%であった。入学時と比較して,4年次の健診で体重変化を認めた学生は少なくなかった。定期検診時は体重変化を認める学生に対して指導を行うことが重要であると思われた。
キーワード
摂食障害
BMI
大学生
eating disorder
university student
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