地域経済研究 29号
2018-03 発行

市町村における積立金現在高累増の構成要素とその変化

Components and Changes in Japanese Municipal Reserve Funds
伊藤 敏安 大学院社会科学研究科附属地域経済システム研究センター
本文ファイル
抄録
市町村合併の有無と東日本大震災の被災地であるかどうかに留意しながら、2009~2015年度における市町村の積立金現在高の変化とその要因を分析した。すべての種類の積立金(財政調整基金、減債基金、その他の特定目的基金)を対象とした。積立金現在高を歳出決算額、基金取崩し額、剰余積立金(歳計剰余金処分による基金編入)に分解した。歳計剰余金を純繰越金、繰上償還金、剰余積立金に分解した。基礎的財政収支の概念を借りて、歳入歳出収支(歳入一繰越金一歳出)、地方債収支(地方債発行額一元利償還額)、積立金収支(基金取崩し額一積立額)という3種類の収支バランスの関係を考察した。
キーワード
積立金現在高
歳入歳出収支
地方債収支
積立金収支
Municipal Reserve Funds
Revenues-Expenditures Balance
Bonds Issue-Redemption Balance
Funds Withdrawal-Deposit Balance