地域経済研究 28号
2017-03 発行

大阪府の経済成長構造についての研究 : 情報化が経済に与える影響から

A Study on economic effects of computerization in Osaka Prefecture
谷花 佳介
本文ファイル
抄録
大阪は「日本の低迷の縮図」とされる。本稿は、低迷する大阪の経済成長構造を情報化の観点から分析している。本稿は、まず情報化投資およびストック蓄積状況を推計した。その結果、大阪における総資本ストック蓄積が低迷する中での情報通信資本ストックの蓄積が明らかとなった。次に、本稿は情報化の経済効果について、労働生産性、限界生産性、ストック蓄積および投資要因の観点から分析を行っている。その結果、情報通信資本の限界生産性は高く、大阪の労働生産性成長にも寄与していることが明らかとなる。しかしながら、大阪においてストック蓄積状況は最適水準と比較して低い。また、投資要因について、大阪における情報通信資本投資は、労働代替的な性格を持つことを明らかとなった。
キーワード
大阪府
情報化投資
情報通信資本ストック
情報化の経済効果
Osaka-prefecture
ICT Investment
ICT Capital stock
Economic effect of computerization