地域経済研究 14号
2003-03-31 発行

岡山県における産学官連携の課題と展望 : 県内企業に対するアンケート調査結果をふまえて <資料>

The Present Situation and Policy Issues on the Cooperation among Industries, Universities and Governments in Okayama Prefecture : Questionnaire Survey to Private Enterprises
阿部 宏史
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抄録
現在のわが国では、構造不況の長期化に伴う経済社会の活力低下を打破していくために、知的財産の戦略的活用、産学官連携の強化、ベンチャー起業促進、産業クラスター形成等による地域イノベーションシステムの創出が進められている。本研究では、岡山県内における産学官連携事業の実態と今後の地域イノベーション実現に向けた企業ニーズを探るために、岡山県内企業に対するアンケート調査を実施した。調査結果から、岡山県内企業と県外企業では、産学官連携事業の規模や分野に差異が見られ、県内企業の連携事業は限られた範囲にとどまっていることが明らかになった。また、国立大学をはじめとする地域内の大学は産学官連携の拠点として重要な役割を果たしているが、企業の親近感や認知度は不十分であることが示された。今後、岡山県内において産学官連携事業を効果的に進めていくためには、県内企業における事業ニーズの開拓、並びに大学の積極的な情報提供と連携の組織づくりが必要と考えられる。
キーワード
産学官連携
アンケート調査
Cooperation among industries
universities and governments
Questionnaire survey
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